材料ヤードから、原料となる銑鉄や鋼くず、戻り材と、燃料となるコークスを自動搬送し、炉に投入します。作業環境を徹底的に整え、材料投入時からコンピュータシステムを駆使し、きめ細かい管理を実現します。
キュポラにて熱風を送りコークスを燃焼させて鉄を溶かします。溶解した鉄は低周波誘導炉を通り、大取鍋に注ぎ込まれます。
鋳型は砂を材料に高速自動造型機にて造られ、注湯ラインに送られます。機械により効率よく鋳型が生産されます。
溶かした鉄を大取鍋から注湯取鍋へ配湯します。完成した鋳型に溶けた鉄を流し込む注湯作業では、スピード感と正確さが求められます。作業手順通りに、熟練した技で一つ一つの鋳型に手際よく丁寧に流し込んでいきます。
コンベアー上での自然空冷およびロータリークーラーにより、効率的に冷却します。冷却後、製品搬送コンベアにより流れてくる成型品を砂の型から取り外します。砂は回収され、再利用を繰り返していきます。
ハンガーショットブラスト・ドラムショットブラストにより、表面に付着した砂を取り除きます。ハンガーショット内では製品同士の接触がないので、打痕・欠け・割れ等の不良が出ません。
できあがった製品は、1点1点、厳密な検査が施されます。お客様に提供できる品質かどうか厳しく見極めます。